投稿者 : ウェブ管理者(ウェブ管理者)
外壁・屋根 2014.07.07
「ひび割れ・外壁劣化」改修工事
さて、梅雨真っ只中ですが皆様はいかが御過しでしょうか?
今年は雨が多く、気分が乗らない日が続くこともあるのでは
ないでしょうか?
わたしは会社まで自転車で自転車で通勤しているため、
雨が降ると憂鬱な気分になってしまいます(笑)
仕事はリフォームの見積もりや現場監督に従事しております。
今まで数々のお住まいを工事させていただいて参りました。
そんな中でこれを読んでいただいた方に注意して見ていただきたい
ことがあります。
それは壁面の「ひび割れ」です。
人の気分や体調と違い、多少ひび割れが入っていても家はいつもと
変わらない顔で毎日を過ごしているように見えます。
しかし、一見変わらないように見えて実は傷んでいたりするものです。
今回はそんな事例を何点かご紹介します。
こちらの写真は窓の上の外壁を剥がしたところです。
外壁の新規張替工事に伴い既存の外壁を剥がさせて頂いた際、
こちらの腐食が見つかりました。
白くなっている箇所は全てカビです。
主な原因として、外壁のひび割れと窓廻りのコーキングが切れていた
ことが考えられます。
補修工事として腐食部の部材交換と防水シートの張替をさせて
頂きました。
2枚目のこちらの写真はベランダを解体しているときに見つかりました。
水が入っていたと思われる染みに沿って土が付いています。
これは蟻道といい、以前に蟻がこの壁の中に侵入していた痕跡です。
こちらの原因もやはり外壁のひび割れやベランダ防水不良によるものと
考えられます。
もともと既存のベランダは全て解体し、アルミのベランダを新規で
取り付ける予定だったため、雨水侵入の心配は無くなりました。
ひび割れは外廻りばかりではありません。
こちらの写真はシステムバス交換工事に伴い既存の浴室を解体した
ところの写真ですが、タイルを剥がしたところの木材が水による腐食や
蟻道が出来ていました。
こちらの腐食は浴室のタイル目地から水が浸入したことや外部からの
虫の侵入が原因と考えられます。
補修工事として腐食部の総取り替え、防腐防虫剤の散布等をさせて
いただきました。
この3点に共通していることは「ひび割れ」による水の侵入という
ところです。
外壁の小さなひび割れ1つでも条件が揃えば雨水は侵入してきますし、
毎日使う浴室のひび割れであればより注意が必要です。
大抵のひび割れであれば、簡単な補修で済んでしまいますので
なるべく早めに対処するのが住まいを長持ちさせるコツだと思います。
家は痛いとも苦しいとも言いませんので、皆さまの目で一度お住まいの
内外部をじっくり見ては如何でしょうか。
もし、ひび割れがある箇所がありましたら、最寄りの工務店等に
見てもらうことをオススメします!