「出来たらイイな~」
「なったらイイな~」
って事が実現する事が有ります。
中には、そんなに期待していなかったのに
実現してしまう事も有ったりします。
一般的に一生の中での出来事なんてそうですね。
働いて給料をもらう事も
結婚して子供が出来る事も
流れ?で、何となく??そうなってしまう。
もちろん、感動も喜びも嬉しさも有りましたが
異質なものに向かって、一歩踏み出した感じではなかった様な気がします。
私の中で、衝撃的な出来事は18才の時に起きました。
北海道の旭川から、内地である東京に出て来た事です。
北海道からこちらを指す時はこちらを内地って言います。
今の人はもう言わないのかも知れませんが、
私たちの頃は、まだ内地、とか本州って言っていました。
その頃の東京って言葉は実に新鮮でした。
なんたって
♪「 ぼオ~くのオ 恋人~ 東オ京へ イッチチ!」の頃ですから…。
逗子に行ったら裕次郎に会えるかな? 逗子も東京!
キュウポラの町で小百合ちゃんに会えるかも?川口も東京!
自由が丘って どんなだろう?、国木田独歩の武蔵野は?
石坂洋次郎の 陽のあたる坂道は?はたまた夜霧の第2国道は?
夢はパンパンに膨らんだ!
上京? 出て来た先は親友の兄貴のアパート。
今思えばひどいアパートでしたが、その時はそれなりに満足。
高田馬場の駅裏だったんで、遊び,誘惑の世界の環境完備。
何もかも、夕方からは足のすくむ事ばかりでした。
後の私には考えられない品行方正な3~4年でした。
その頃、まだまだ「少年よ大志をいだけ」の世界でしたので
〝悪魔のささやき〟には負けませんでした。
あれから 50年!
今じゃ〝悪魔のささやき〟もすっかりなくなってしまいました。
悪魔もそれなりに 理念 があるのかな~ チャン チャン。