前回に引き続きM様邸新築工事、その後~をご紹介していきたいと思います。
上棟が終わると、次は屋根の施工に移ります。
屋根用ルーフィング材は、防水効果があり屋根の下地材となります。
屋根の仕上げにガルバリウム鋼板が葺かれます。(耐震性が高く、耐久性にも優れていると言われています)
屋根は 紫外線や雨風、台風といった外部からの影響などがあり、常に過酷な環境下にさらされています。そういったことから家を守ってくれている屋根だからこそ、しっかりとした施工が行われていきます。
以下、屋根内側からの構造になります。
↓ 屋根断熱材(アクリア)
↓ 遮熱材(アストロ-E)
↓ 屋根タル木
↓ 屋根下地構造用合板
↓ 屋根用ルーフィング材
屋根材(ガルバリウム)
外壁下地材 ハイベストウッド
地震や台風などに強い耐震壁であり、土台・柱・横架材と一体化させることで、木造住宅の構造強度を高めることができます。また、耐水性も高く、透湿性にも優れるので通気工法の下地材として壁内の結露を防ぐことができ、カビの発生も抑えられます。
火打ち金物で、梁・桁のコーナー部分をしっかりと固定します。(耐震補強)
各柱と筋交いが補強金物でしっかりと固定されます。(耐震補強)
隙間なく壁に断熱材を敷き詰めていきます。
断熱材 ウッドファイバー
ウッドファイバーは木の繊維を使用した自然素材になり、気密性が高く優れた断熱性能を発揮します。適度な気密と柔軟性で構造体にしっかりと密着し隙間を生みません。
→ 断熱性がアップした住まいは、冷暖房が効きやすくとっても経済的です(^^) 他にも次のような特徴があります。熱緩和、防音、難燃性、調湿効果、防カビ等。
2階小屋裏
断熱材の上に調湿効果のある インテロシート を貼っていきます。
サッシも入りました!
こちらサッシの断面です。皆さん!何かお気付きになりましたか?
そうです! “3枚のトリプルガラス” +窓枠は樹脂 でできています。
さすが皆さん、さっしがいいですね!サッシだけに....。すいません。失礼しました...(^_^;) さぁ、気を取り直してもらって、話を続けますね!
サッシの特徴である樹脂素材はアルミの1000分の1しか熱を伝えません。樹脂といえば、身近にある物として、やかんや鍋の蓋、とってなどをイメージすると分かり安いかもしれません。熱伝導率の低い樹脂と高性能トリプルガラスとの組み合わせにより、優れた断熱性と気密性を発揮します。気密性が高いということは、すなわち遮音性も高くなり屋外の騒音から守ります。また、結露を抑えることができれば、健康被害をもたらす、カビやダニの発生予防につながり、何といっても結露による掃除負担がなくなります。その分、時間の有効活用ができますね(^o^)丿
~ということで、次回も木工事のつづきをお伝えしていきたいと思います(^^)