前回に続き、今回もK様邸のリノベーション事例について綴っていきます。
■リノベーションの概要
空き家になっていたご実家を息子さんご家族がリノベーションした事例です。
築40年ほどで、当時として立派な住まい。入院中のお父様が週末に帰ってこられるように、今後息子さんご夫婦も長く住み続けるられるように、耐震・断熱性を高めて、大きく間取り変更を行います。
今回は、耐震・サッシ取付工事の様子をお伝えいたします。
前回ご紹介した屋根の改修工事と同月(11月)に、耐力壁・サッシ取り付け工事を行いました。
今回の工事は「断熱リノベ」という補助金と松戸市の耐震の補助金とどちらも申請をしています。
解体が終わった2階。
中央の間柱は入れ替えて、窓を設置していきます。
断熱性を高めるため、アルミ樹脂複合・ペアガラス・ガラス内部にアルゴンガスを注入しているものを使用。
ここで耐力壁の部分を拡大して見てみましょう。
ハイベストウッド(耐力面材)、柱、筋交い、耐震金物を入れました。
角柱の入れ替え、サッシを設置し補強。
こちらにもハイベストウッドを入れています。
もともと広縁だった部分をリビングに。
サッシを取り付け、大きな窓が設置されます。
写真左側の開口部以外は耐力壁に。
窓が設置されたら、外廻りは全面ハイベストウッドを貼ります。
ハイベストウッドは、木質系耐力壁で、主に木造住宅の外壁下地として使われています。
ハイベストウッドを使用することで家の中の壁をいくらか取っても耐震性がアップするため、間取りを大きく変えたい場合などには欠かせません。
今回も無事に、耐力壁・サッシ取り付け工事を終えることができました。
松戸市K様邸のリノベーション事例は、引き続きブログにてお伝えしてまいります。