看護学生さんの1日職場体験を受け入れました!
3月14日、15日と二日間に渡り、看護学生さんに来ていただき
大工の仕事を体験していただきました。
なぜ、看護学生さんが大工の仕事を体験したいのか、少し不思議な感じですよね。
なので、聞いてみました!
すると「疾病と労働」の勉強をされているそうで、聞いてみれば確かに納得です。
いわゆる『職業病』の勉強を兼ね、社会勉強として職場体験で学ばれるのですね。
弊社では毎年、職場体験を受け入れており、他にも中学校、高等学校の生徒さんたちの
受け入れもしております。たくさんの人に、ogawaがどんな仕事をしているのか、
大工の仕事はどんな感じなのかを、体験してもらえるのは私たちogawaにとっても
大変貴重な体験だからです。
今回の体験場所は
柏市にあるN様邸の平屋新築工事の現場です。
看護学生さんたちの目指すところにある仕事も、とても大変な仕事で
体力も必要だと思うのですが、大工さんのそれも、とても大変です。
慣れない作業に戸惑いながらも、学生さんたちは一生懸命頑張ってくれました。
フィニッシュという道具を使い通気胴縁をとめていきます。この後、左官屋さんが網をはります。
大工さんの仕事は、危険も伴いますので道具の扱いは慎重になります。
これは外壁(モルタル)下地をつくっているところです。
棟梁が後ろからしっかり見ていますね。
学生さんも、初めは少し怖かったみたいですが、慣れてくると
この作業が一番楽しかった!ということでした。
体験終了前に、学生さんたちからの質問に答える時間を設けました。
どんな質問をされるのか、私たちも楽しみです。
普段から毎日この仕事をしていると、すべてが当たり前となっていってしまうので
大工の仕事のどんなことをみんなは知りたいと思っているのか、私たちも勉強になります。
いただいた質問とうちの棟梁の答えを、ここで少し紹介しちゃいますね!
Q この仕事をしてくことで、大変なことって何ですか?
A 高所作業時に足場が不安定な時が大変ですね。
例えば、屋根の瓦下ろし。昔の屋根の場合、下地が薄かったり
雨で腐食してたりするので、そこに足がはまってしまうことがあるんです。
…その場にいたみんなで、足が屋根にはまってるところを想像しちゃいましたね。
Q 大工という仕事のやりがいって何ですか?
A 何もない所から、形になっていき、家が建っていくのを見ることですね。
大きなプラモデルみたいですね~!という感想が。
とても大きくて精密なプラモデルですね。
Q コロナ禍の影響はありましたか?
A とても困っているのは、材料が入ってこないことですね。
現状、半導体の影響もあり納期が延びることが、多発しているんですよね。
Q 怪我とかは多いんですか?
A 釘打ちで怪我したり、ハンマーやタッカーで自分の指を叩いてしまう、という
怪我が多いですね。自分は今のところは、そういう怪我はしたことないです。
怪我は気をつけててもすることがありますからね。
それでも、今後も十分に気をつけてくださいね!
Q 雨の日は仕事がなくなったりするんですか?
A 外の仕事はできないので、家の中でできる仕事になりますね。
うちはリフォームもやっているので、外の担当だった場合は
中の仕事に移動したりしています。
Q 家づくりで難しいところは、どんなところですか?
A 建具の収まりや仕上げですね。ほんの小さな差があっても
収まりが悪くなりますから。微調整が必要なんです。
Q 働いていて辛いことはなんですか?
A 夏の暑さですね。冬は着込めば何とかなるけれど
夏の暑さは…脱ぐにも限界がありますからね。
脱ぎすぎ注意ですね。
熱中症対策は必須です。
では、逆に学生さんへの質問を…。
Q 今日の体験はどうでしたか?
A 高い所での作業が怖かったです。
高所での作業は危険も伴います。
慣れた職人さんでも、気を抜けば大事故にも繋がりかねませんから
怖いと思う気持ちは、当然ですね。
他にもたくさんお話しさせていただきましたが、そこは
現場を体験した人たちだけの、特典として(?)
今回は、ここまでにしたいと思います。
朝早くから、本当にお疲れさまでした。
また来年…お待ちしていますね!
ありがとうございました!